一般に安価に早く手に入るもので、使い勝手の良いものを選定して紹介します。
従って、JISやカタログに載っていてもここでは載っていない材料が沢山あります、
それはメーカや材料の専門家が色々の立場で推奨されても、実際に機械部品を作る
加工屋さんが入手が困難であったり、納期がかかる材料を設計者が指定しても現実に
は困るためです。勿論、業界によっても会社によっても多く使う材料に片寄りがある
ことも事実ですが、ここでは普通の機械を作る場合を想定して選定しました。
建築材料・熱関連・圧力容器・パチンコ・軍事関連等 色々の業界で多用される
サイズや材料は夫々の業界標準に従って下さい。 設計時、材料の選定に余り時間を
賭けないで適切な材料を決められる事を願って以下の資料をまとめましたが、外勤先
が予め設計者に推奨する標準材料を決めている場合はそれに従って下さい。
推奨する鉄鋼材料は、次の物である。
SS400 一般構造用圧延鋼材(SS400丸鋼 SS400角鋼 SS400平鋼)
SGD400 ミガキ(丸鋼・角鋼・六角鋼)
SPCC−SD 冷間圧延鋼板 SECC*P (電気亜鉛メッキ鋼板)
SGP 配管用炭素鋼鋼管(ガス管) STPG370(圧力配管用炭素鋼鋼管)
S30C−A 機械構造用炭素鋼鋼材 S45C−*(機械構造用炭素鋼鋼材)
SCM435 クロムモリブデン鋼鋼材(旧記号 SCM3)
| 材料名 | 径(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SS400 | 3.2 4.5 6 8 9 12 16 19 22 25 28 32 36 38 45 | 3×6
4×8 5×10 |
41 | 112 |
| 材料名 | 径(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SS400 | 9 13 16 19 22 25 32 38 44 50 55 65 75 100 130
150 180 200 |
5500 | 41 | 112 |
| 材料名 | 径(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SS400 | 16 19 22 25 32 38 44 50 65 75 | 5500 | 41 | 112 |
| 厚 | 幅 |
| 4.5 | 25 32 38 44 50 |
| 6 | 25 32 38 44 50 65 75 90 100 125 |
| 8 | 25 32 38 44 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 |
| 9 | 25 32 38 44 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 |
| 12 | 25 32 38 44 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 16 | 32 38 44 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 19 | 38 44 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 22 | 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 25 | 50 65 75 90 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 28 | 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 32 | 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 36 | 100 125 150 180 200 230 250 280 300 |
| 寸法 | 寸法
(mm) |
引っ張り強さ
(N/mm2) |
硬度
(HRC) |
|
| 丸鋼 | 5 6 7 8 9 10 12 16 19 20 22 24 30 36 40 50 | 5500 | 500〜850 | 28 |
| 寸法 | 寸法
(mm) |
引っ張り強さ
(N/mm2) |
硬度
(HRC) |
|
| 角鋼 | 5 6 8 10 12 16 19 20 22 | 5500 | 500 | 28 |
| 寸法 | 寸法
(mm) |
引っ張り強さ
(N/mm2) |
硬度
(HRC) |
|
| 六角鋼 | 5.5 7 8 10 13 17 19 24 30 36 46 55 | 5500 | 500 | 28 |
| 材料名 | 厚み(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り強さ
(N/mm2) |
硬度
(HV) |
| SPCC-SD | 0.8 1 1.2 1.6 2.0 2.3 3.2 | 508
2080 |
36〜39 | 132 |
材料は、これ1種にします。
厚みは、他は使わない。
寸法は、最小と、最大を書いてます。鉄鋼クラブをご覧下さい。
引っ張り強さは、36〜39(kg/mm2)ですが、設計上 0(kg/mm2)です計算しません。
二次部材又は、建築基準以下の機械器具類には、36(kg/mm2)で計算します。
硬度は、115〜150の中央値で、132で設計します。
カバーなどに使用します。
1(kg)=9.8(N)。
溶接出来ますが、1.6以上に使用 ---美しくなくなります、強度も、下がります---溶接効率分
の低下としてます。
曲げて使用出来ます ---加工硬化して残留応力が残ります---曲げ部は開先溶接効率分の
低下と同等としてます。
キリ穴で、穴あけをやれます ---板厚に対して大きい穴は、パンチ又は、ローソクギリ、もっ
と大きくは、ホルソーです。
応力除去 絶対やりません。
ひずみ取りに、ロールを通すことが有ります。許容引っ張り限度は、低下しますが問題にしません。
バリや、傷が出来ると、ハンドグラインダーで、ナメルことが有ります。
量産は、プレスで抜きますが、材料は、再度打ち合わせします。
比重は 7.85 です。
| 材料名 | 呼び(A)Xt | 寸法
(mm) |
引っ張り強
さ (kg/mm2) |
硬
度 (HV) |
| SGP | 6×2.0 8×2.3 10×2.3 152.8 20×2.8 25×2.8 32×3.2 40×3.5 50×3.8
654.2 80×4.2 90×4.2 100×4.5 125×4.5 150×5.0 175×5.3 200×5.8 2256.2 250×6.6 |
5500 | 29.6 | - |
| 材料名 | 呼び(A)Xsch40 or 80 | 寸法
(mm) |
引っ張り強
さ (kg/mm2) |
硬
度 (HV) |
| STPG | 20 25 32 40 50 65 80 90 100 125 150 200 250
300 350 |
5500 | 37.8 | - |
| 寸法 | 寸法
(mm) |
引っ張り強
さ (N/mm2) |
硬度
(HB) |
|
| 丸
鋼 |
11 13 16 19 22 25 32 36 38 44 48 55 65 75 85
95 100 120 |
5500 | (440*121/123) | 121〜
156 |
Aを 必ずつけます---焼きなましです。 約850℃炉冷却
引っ張り強さは、規定が 無い。SS400よりは、強くなると、考えられる。 440*121/123(N/mm2)
ぐらい。
降伏点 規定、が無い。 285*121/123(N/mm2)ぐらいと考えている。
計算書では、書かない SS400で、計算する。
溶接付けの、軸にのみ使用。これより炭素含有量が多いと、溶接による 炭素の析出が有ると
され、長期に持たないとされていて、小堀設計では、S30C-Aを、限界としている。
| 寸法 | 寸法
(mm) |
降伏点
(N/mm2) |
引っ張り強
さ (N/mm2) |
硬度
(HB) |
|
| 丸
鋼 |
11 13 16 19 22 25 32 36 38 44 48
55 65 75 85 95 100 120 |
5500 | (N=345)
H=490 |
(N=570)
H=690 |
(N=167〜
229) H=201〜 269 |
Nを つけます---焼きならしです。 約820〜870℃空冷です。
高い強度や、硬さを必要としない時にのみ使用します。
Hを つけます。素材長質 HQ・HT---HB 220〜260
HQ・HT ---焼き入れ820〜870℃水冷。焼き戻し 550〜650℃急冷です。
硬度は、最小〜最大 の、最小値で設計します--精度を要し仕上げ面の面圧計算が多いから
です。
溶接不可としてます。
寸法は、自由に鍛造して形を作れます。
Φ100(mm)以上は、質量効果を考慮する。
板の時は、S45CHP と書きます。
7)SCM435 クロムモリブデン鋼鋼材(旧記号 SCM3)
素材調質 HQ・HT---HB 220〜260を原則とします
SCM435の生材は、SS400と設計上同等ですが、現実は、カタいです。---SUSを思い浮かべ
て下さい+加工熱で焼きが入ります。
原則として熱処理の後に用いられる。
質量効果が小さく、大物部品の焼き入れ性もよい。
降伏点(N/mm2) 785以上 引っ張り強さ(N/mm2)930以上 硬度(HB)269〜331
前記なれど、焼き戻し温度により、引っ張り強さ硬度は、変わる
外観及び形状並びにその許容差 S45Cと同じ
使用例 高級ボルト.ナット 粘り強さを要する軸
その他 クロム鋼鋼材 JIS G 4102参照
8)SCM435 表面処理鋼板とは
鋼板の表面(裏又は表のみ、両面)に電気メッキ又は、溶融メッキ設備によって亜鉛
メッキその他のメッキを施す事により耐食性(防錆性のこと)に優れかつ外観の良い
鋼板を作ること。
昭和45年以前は、大半が亜鉛メッキ鋼板と錫メッキ鋼板で各々「トタン」と「ブリキ」と
呼ばれ市場を二分していた。
昭和53年にアメリカでいわゆるカナダ条項と呼ばれる自動車の防錆保証が義務づ
けられ、折からわが国の自動車産業の成長期で急増していたアメリカ向け輸出車に
亜鉛メッキ鋼板が大量に使用された。
昭和55年頃より、更に高度成長に支えられて家電製品が多様化し、食品面では缶
詰飲料の日常化によって自動販売機が急増し始めていた頃でもあった。
これら自動車、家電製品に使われる表面処理鋼板は用途により次第に細分化され
はじめ、これに対応するため鉄鋼メ−カ−側も相次ぐ設備投資によって様々な表面
処理鋼板を生み出して行った。現在では大別して次表のように分糧される。
| 電気亜鉛メッキ系鋼板 | 電気亜鉛メッキ鋼板 |
|---|---|
| 電気亜鉛合金メッキ鋼板 | |
| 電気系二層合金メッキ鋼板 | |
| 電気系有機皮膜メッキ鋼板 | |
| 溶融亜鉛メッキ系鋼板 | 溶融亜鉛メッキ鋼板 |
| 合金化溶融亜鉛メッキ鋼板 | |
| 溶融亜鉛アルミニウムメッキ鋼板 | |
| 溶融二層メッキ鋼板 |
| 特殊表面処理鋼板 | 溶融アルミニウムメッキ鋼板 |
|---|---|
| タ−ンメッキ鋼板 | |
| 電気錫メッキ鋼板 | |
| 缶用表面処理鋼板 | ブリキ |
| ティンフリ−スチ−ル | |
| 塗装鋼板 | 塗装亜鉛メッキ鋼板 |
| 塩ビ鋼板 | |
| ジンクリッチ系塗装鋼板 | |
| 有機複合メッキ鋼板 |
熱、冷延鋼帯の原板を脱脂、酸洗により表面を清浄化した後、主として硫酸亜鉛系
の電解液中で亜鉛を陽極、原板を陰極とした電気メッキ法によって原板の表面に亜
鉛(Zn)を付着させた鋼板である。
メッキの付着量は、溶融メッキ法では、得られ難い40g/m2(片面)以下の薄メッキ製
品が主体であるため、亜鉛メッキ付着量が均一な事や、原板の持つ加工性がその
まま生かされる事等の特性を持つ。
昭和28年に八幡製鉄で「ボンデ鋼板」が製造されたのがわが国では、初めてであ
り、昭和40年前後より各高炉に電気メッキ設備が備えられる様になってから普及し
た。
亜鉛メッキ後の化成処理の方法により3つに大別される。
SECC※P リン酸塩処理 塗装用
SECC※C クロメート処理 耐食用
SECC※O 無処理オイリング(油付) 塗装用
(A) SECC※P
L→電気メッキの原板の種類を表す。
SECC 一般材(SPCC-SD)を使用
SECD 原板にSPCD(2種・良加工性)を使用
SECE 原板にSPCE(3種・深絞り用)を使用
SE340 原板に構造用35k材を使用
SE400 原板に構造用41k材を使用
SE440 原板に構造用45k材を使用
SE340R原板に自動車用35k材を使用
SE440R原板に自動車用45k材を使用
(B) SECC※P
L→電気メッキの化成処理の種類を表す。
| ※メッキ付着量により
S/S又3/33g/3g(m2) 10/10 10g/10g(m2) 20/20 20g/20g(m2) 30/30 30g/30g(m2) |
(C) 電気亜鉛メッキに特殊皮膜を施したもの(メーカー別規格対比表)
| 新日鉄 | 川鉄 | N・K | 住金 | 神戸 | 日新 | ||
| 特殊無機皮膜 | EGC-E | SECC-
FX |
UZ-
MC |
SECC-T | SECC-
KS |
MSE-CC-
A |
|
| 特殊有機皮膜 | EGC-EF
EGC-CF EGC- CS |
SECC-A
SECC-F SECC-U |
UZ-
NX UZ- C2 |
SECC-
T2 SECC- T1 |
SECC-K2 | MSE-
CC-U |
|
| 潤滑皮膜 | EGC-
CFL EGC- CK |
SECC-
FS SECC- FE |
UZ-L2
UZ- SL |
SECC-
J2 |
MSE-CC-
L |
(A) L形鋼
| A×B | t | r1 | r2 | A
(cm2) |
w
(kg/m) |
| 25×25 | 3 | 4 | 2 | 1.427 | 1.12 |
| 30×30 | 3 | 4 | 2 | 1.727 | 1.36 |
| 40×40 | 5 | 4.5 | 3 | 3.755 | 2.95 |
| 50×50 | 6 | 6.5 | 4.5 | 5.644 | 4.43 |
| 65×65 | 6 | 8.5 | 4 | 7.527 | 5.91 |
| 65×65 | 8 | 8.5 | 6 | 9.761 | 7.66 |
| 75×75 | 6 | 8.5 | 4 | 8.727 | 6.85 |
| 75×75 | 9 | 8.5 | 6 | 12.69 | 9.96 |
| 75×75 | 12 | 8.5 | 6 | 16.56 | 13.0 |
| 90×90 | 10 | 10 | 7 | 17.00 | 13.3 |
| 100×100 | 10 | 10 | 7 | 19.00 | 14.9 |
| 150×150 | 12 | 14 | 7 | 33.77 | 27.3 |
長さは、5500mm 1種類とします。
ロール屋さんで、アール曲げをすることがあります、残留応力が、全断面に発生しますが、降伏点
が上昇しているので、曲げていない状態として扱います。
溶接性良好ですが、残留応力が残ります ---強度は、下がります---溶接効率分の低下として
ます。
比重は 7.85
(B) 溝形鋼
| H×B | t1 | t2 | r1 | r2 | A
(cm2) |
w
(kg/m) |
| 75×40 | 5 | 7 | 8 | 4 | 8.818 | 6.92 |
| 100×50 | 5 | 7.5 | 8 | 4 | 11.92 | 9.36 |
| 125×65 | 6 | 8 | 8 | 4 | 17.11 | 13.4 |
| 150×75 | 6.5 | 10 | 10 | 5 | 23.71 | 18.6 |
| 180×75 | 7 | 10.5 | 11 | 5.5 | 27.20 | 21.4 |
| 200×80 | 7.5 | 11 | 12 | 6 | 31.33 | 24.6 |
| 250×90 | 9 | 13 | 14 | 7 | 44.07 | 34.6 |
| 300×90 | 9 | 13 | 14 | 7 | 48.57 | 38.1 |
長さは、5500mm 1種類とします。
ロール屋さんで、アール曲げをすることが有ります、残留応力が、全断面に発生しますが、降伏点
が上昇しているので、曲げていない状態として扱います。
溶接性良好ですが、残留応力が残ります ---強度は、下がります---溶接効率分の低下として
ます。
比重は 7.85
| H×B | t1 | t2 | r1 | r2 | A
(cm2) |
w
(kg/m) |
| 125×75 | 5.5 | 9.5 | 9 | 4.5 | 20.45 | 16.1 |
| 150×75 | 5.5 | 9.5 | 9 | 4.5 | 21.83 | 17.1 |
| H×B | t1 | t2 | r | A
(cm2) |
w
(kg/m) |
| 100×100 | 6 | 8 | 10 | 21.9 | 17.2 |
| 150×150 | 7 | 10 | 11 | 40.14 | 31.5 |
| 200×100 | 5.5 | 8 | 11 | 27.16 | 31.3 |
| 200×200 | 8 | 12 | 13 | 63.53 | 49.9 |
長さは、5500mm 1種類とします。
ロール屋さんで、アール曲げをすることが有ります、残留応力が、全断面に発生しますが、降伏点
が上昇しているので、曲げていない状態として扱います。
溶接性良好ですが、残留応力が残ります ---強度は、下がります---溶接効率分の低下として
ます。
比重は 7.85
10) ステンレス鋼
| 材料名 | 厚み(mm) | 寸法
(ft) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SUS304 | 0.3 0.5 1 1.5 2.0 | 1000
×2000 |
53 | 187以下 |
| 材料名 | 径(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SUS304-B | 13 16 19 22 25 32 38 44 50 55 65 75 100 | 4000 | 53以上 | 187以下 |
| 材料名 | 厚み(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HB) |
| SUS304-HP | 3 5 6 8 9 12 16 19 20 30 | 1000×2000 | 53以上 | 187以下 |
もっとも一般的に使用される。
オーステナイト系ステンレス鋼 18-8ステンレス鋼の基本鋼種
高温から急冷すると非磁性のオーステナイト組織が得られ、焼き入れ硬化性を示さないことを
特徴とする。
オーステナイトは、常温では、不安定なため、強い冷間加工を施すと、マルテンサイト化して硬
化する。
耐食性は、耐硝酸性にすぐれているが、非酸化性、酸においては、十分な耐食性を示さない。
熱影響を受けると、粒界腐食を起こして、重大な事故を起こすことがある。
種種メーカーがいろいろデーターを表示するも
耐力は 21(kg/mm2) 引っ張り力53(kg/mm2)硬度149以上187以下(HB)とする。
冷間成形加工や、溶接後塩化物を含む高温水溶液中で使用すると、特有の割れ状態を起こ
すことが多いので、使用環境によっては、応力除去焼き鈍しを行うことがある。
通常磁性は有りません。
建築用材、車両、自動車部品、医療器具、食品工業、化学工業、原子力関係装置他
(E)SUS314L
極低炭素のMo入りNi-Cr鋼でSUS316の特性と類似していますが、溶接後または、応力除去熱
処理後の粒界腐食に対する抵抗が優れて、420℃以下での使用に適す。
通常磁性は有りません。 比重は 7.93 です。
使用しません。
(F)SUS316
化学工業、写真工業、食品工業、化学工業、原子力関係装置、海岸付近の建築物外装他
MO 含有 耐食性有り、高温クリープ強度も優れている。
通常磁性は有りません。
使用しません。
(G)SUS316L
極低炭素のMo入りNi-Cr鋼でSUS316の特性と類似していますが、溶接後または、応力除去熱
処理後の粒界腐食に対する抵抗が優れて、420℃以下での使用に適す。
通常磁性は有りません。
SUS316と同じ用途で、溶接後熱処理困難な加工部品、装置他
引っ張り強さ ≧49(kg/mm2)
硬度 Hv ≦200 比重は 7.98 です。
(C) A6061P−T6
これ1種類としてます
AL−Mg−Si系
Φ10 16 19
20 25 30 35 40 50 70 80 90 100 120 150 ×2000
引っ張り強さ 30(kg/mm2)
耐力 25(kg/mm2)
1(kg)=9.8(N)
船舶 車両 陸上構造物
比重は 2.71 です。
(2)黄銅材料
(A) C2801P−1/4H 黄銅板
展延性があり、打ち抜き品 折り曲げ品に使用する。
(B) C3604BD 快削黄銅
被切削性に優れ、丸・角共に定尺に要注意。 比重は8.42です。
| 材料名 | 厚み(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2) |
硬度
(HV) |
| C2801P−1/4H
板 |
0.3 0.5 0.8 1.0 1.6 2.3 3 4 5 6 8 10 | 365×1200 | 36〜45 | 85〜145 |
| C3604BD−F丸 | 3 4 5 8 10 13 19 20 22 25 28 32 44 55 | 3000 | 34 | 80以上 |
| C3604BD−F角 | 19 26 40 | 3000 | 34 | 80以上 |
| 材料名 | 外径(mm)×内径(mm) | 寸法
(mm) |
引っ張り力
(kg/mm2)/15% |
硬度
(HB) |
| BC6Cブロ
ンズ パイプ |
47×26 49×41 50×38 52×38 53×41 54×39 55×45 58×45
60×48 62×48,52 63×46 66×53 67×47 68×57 70×57 72×57 82×65 86×64 86×68 89×71 96×79 110×34 110×45 |
300 | 25 | 75〜
95 |
(B)ジュラコン(アセタールコポリマー)
成形品の、手作り品しか削りません。---素材は有ります
成形ものに使用します
引っ張り強さ 620(kg/cm2)
圧縮強さ 110(N//mm2)--単位に気を付けてください。
曲げ強さ 93(N//mm2)--単位に気を付けてください。
剪断強さ 560(kg/cm2)
加工もの使用しません。接着出来ません。
成形品は角に、アールが出やすい。---逆に言うとバリがでにくい。
重荷重部材品に使用
歯車 ローラー ガイド板
耐熱性 110℃まで。
難燃品 比重は 1.41
(C)ポリカ(ポリカーボネイト)
成形ものに使用します
引っ張り強さ 550(kg/cm2)
圧縮強さ 86(N//mm2)--単位に気を付けてください。
曲げ強さ 93(N//mm2)--単位に気を付けてください。
一般荷重部材品に使用
歯車 ローラー ガイド板 ブッシュ
耐熱性 120℃まで。
自己消化性有り 比重は 1.2
(D)ABS樹脂
成形のもに使用します。
引っ張り強さ 300(kg/cm2)
一般部材品に、使用
荷重の掛からない所に使用します
強度計算品に、使用しない
引っ張り強さ 275(kg/mm2)
圧縮強さ 48〜62(N//mm2)--単位に気を付けてください。
曲げ強さ 35〜83(N//mm2)--単位に気を付けてください。
耐熱性 60℃まで。
耐燃性遅い
比重は、1.03〜1.07 です計算上 1.05とします。
(E)フェノ−ル樹脂
一般に布織繊維やガラス繊維または紙を強化材として入れた積層板を使用
するのが多い。耐熱性に強く機械的強度も曲げ強さ160〜500MPa位と高い。
電気絶縁性に優れているが、吸水率0.1〜0.5%と高いため機械精度は余り望め
ない。 また、ガラス繊維入り材料では加工刃物の損傷が激しいため加工現場
から嫌われる事がある。
標準材料は1.5t・10t×2.0m
(2)成形用樹脂材料
樹脂材料には大別して、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂があることは既に初級編
で説明した通りであるが、材料により成形方法も異なる。
(A) 樹脂の成形方法
射出成形法
INJUNCTION
MOLDING
もっとも、ポピュラ−な成形方法で、スクリュ−内部での加熱により溶融したプラスチック押し出し
金型内部に充填し、冷却または過熱により固化させることにより成形する。
圧縮成形法
COMPRESSION
MOLDING
主に、熱硬化性樹脂の成形方法としてポピュラ−な成形法。容積見合い材料を、金型内部に
挿入充填し、直接加熱及び圧力を加え
化学反応による硬化作用により成形する。強度の高い成形品が得られる。
押出成形法
連続的に、材料を溶かしながら前へ送ることにより、先端に取り付けたダイ(金型)の形状に倣っ
て成形される。長物の成形や材料のベレット製造工程で利用されている。
中空成形法
ポリタンクやボトルなど内部に空間がある成形物を生産する方法。溶けた樹脂に空気を送り込
み金型に密着させて成形する。ブロー成形
真空成形法
シ−ト状の樹脂を熱により軟化させ凹状になった金型に密着させ、内部の空気を抜いて、金型
に密着させることにより成形する。部品トレ−や卵パックその他カバ−類など
その他成形法
カレンダ−成形・インフレ−ションブロ−成形
(B) 樹脂材料とは
ゴムのような弾性体(エラスチック elastic)に対し、外力や熱によって流れ、分
子と分子の間に滑りを生じ、変形を加えられたまま元に戻らない性質(可塑性)を
もつ物質を言う。一般に可塑性を持つ高分子物質のうち、合成ゴム、合成繊維を
除き、合成樹脂、セルロイド、カゼイン等、熱加工の容易な物を言う。(熱可塑性樹脂)
フェノ−ル樹脂やユリア樹脂のような可塑性を持たない熱硬化性樹脂は、厳密
にはプラスチックといえないが、通常これらも含めてプラスチックと呼んでいる。
| プ
ラ ス チ ッ ク | 合 成 樹 脂 |
熱可塑性
樹脂 |
非結晶性
樹脂 |
ポリ塩化ビニル、ポリビニル
ブチラール、ポリブニルアル コール、ポリ塩化ビニリデ ン、ポリ酢酸ビニル、ポリビ ニルホルマール、ポリビニ ルアセタール、ポリスチレ ン、AS樹脂、ABS樹脂、メ タクリル樹脂、ポリカーボネ ート、ポリフェニレンオキサ イド、ポリスルホン、セルロ イド |
|---|---|---|---|
| 結晶性樹
脂 |
ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、フッ素樹脂、ポリアミド、 ポリアセタール、飽和ポリエ ステル |
||
| 熱硬化性
樹脂 |
フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽 和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート 樹脂 |
||
熱硬化性樹脂
最初は低分子であるが、慣用的には、単に熱だけに限らず、触媒、紫外線あるい
は放射能などの作用によって、化学変化を起こして橋かけ結合が発達し、分子量
が増大して、三次元網状構造を持つ高分子となり、硬化して永久に不融、不溶性と
なる合成樹脂。フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂及び珪素樹脂の一部など
がこれに属する。
非結晶性樹脂
分子の形状、分子相互の配列が、全く無秩序であるような状態にある高分子物
質。通常は透明。二次転移点(ガラス転移点)のみを示す。
結晶性樹脂
分子が規則的に配列しやすい樹脂。一次転移点(融点)と二次転移点(ガラス転
移点)を持つ。結晶化度が高いほど、硬度、弾性率強度などの物性が向上し、透
明性は低下していく傾向にある。
(C)熱硬化性樹脂とは
通常、プラスチックは大別すると熱可塑性と熱硬化性に分類される。その大きな違いは、その
素材自体が熱を加えることにより、軟化方向に変化する物と、化学反応により硬化方向へ変化
する物の違いをいう。熱硬化性プラスチックは、後者であり、当初プラスチックはベ−クライト(フ
ェノ−ル)に代表される硬化性樹脂がそのほとんどであったが、加工性の点から熱可塑性の需
要が大きくなり、加工メ−カ−も減少している。最近はリサイクルの観点から可塑性材料の有利
性が言われるが、信頼性・長期耐久性からすれば硬化性の用途も少なくない。今後リサイクル
の技術が確立されることが望まれている。
| 材料名 | 略
称 |
特徴 | 用途例 |
| フェノ−ル
樹脂 |
PF | 最も歴史が古く多用途に使われる
ベ−クライトとも言われる。 |
電気部品・機械
部品 |
| メラミン樹
脂 |
MF | 耐薬品性がよい。耐ア−ク性大 | 化粧板・食器・
電気部品 |
| ユリア樹脂 | UP | 耐薬品性がよい。耐ア−ク性 | 日用品・ボタン
など |
| 不飽和ポリ
エステル樹 脂 |
UP | ガラス繊維(FRP)基材にて成形材料となるハンドレイアッ
プ法などの成形方法がある |
ボ−ト・ユニット
バス・電気絶縁 部品 |
| ジアリルフ
タレ−ト樹 脂 |
DA
P |
アリル樹脂。液状であるが、成形材料は線状重合体に強化
材を加えている。高湿下での電気特性が優れている |
スイッチ関係・ボビ
ン化粧板 |
| シリコン樹
脂 |
SI | シリコ−ンゴム状のものとコンパウンドのような硬いもの
の2種類が有る。耐熱性が極めて高く、耐トラッキング、耐オ ゾン、耐コロナ性良好 |
|
| エポキシ樹
脂 |
EP | 主剤と硬化剤の組み合わせによって各種の性質をもつもの
が出来る |
接着剤・絶縁材
料 |
| 略称 | 樹脂の名称 | 用途例 | 備考 |
| ABS | Acrylonitrile-Butadiene-
Styrene resin アクリロニトリルブタジエン スチレン |
弱電機器の部品やキャビネット、ハ
ウジング類、自動車内外装部品、玩 具雑貨、PVCの改質補強材... |
広い温度範囲にわたる耐衝撃強度
に加え、引張り強さ、剛性、耐熱 性を持つ。 |
| AES | Acrylonitrile-
Ethylenepropyrene- Styrene terpolymer Acrylonitrile-Ethylene- Styrene?(どっちでしょ う? アクリロニトリルエチレンプ ロピレンゴムスチレン共重 合体 |
自動車、バイク等エンブレム、OA機
器部品、日用品フック等 |
各種ギア類やバイクのメ−タ−バ
イザ−、エアコン室外機のファン ガ−ド等 |
| AS | Acrylonitrile-Styrene
copolymer アクリロニトリルスチレン共 重合体 |
扇風機の羽根、積算電力計カバ−、
バッテリ−ケ−ス、万年筆やボ−ル ペンの軸... |
引張り強さ、弾性率は熱可塑性
材料中最高の部類に属する。 |
| ASA | Acrylonitrile-Styrene-
Acrylate アクリロニトリルスチレンア クリレート |
自動車パーツ(外板、ダッシュボー
ド、ドアミラー等)、ノートパソコン用 ハウジング |
|
| BT | Bsmaleimide-Triazine resin
ビスマレイミドトリアジン |
積層用プリプレグを用いた構造材、
プリント配線基板、工業材料用各種 バインダー、絶縁注型、エポキシ樹 脂変成接着剤... |
三菱瓦斯化学鰍ナ開発された
耐熱性の熱硬化性樹脂。 |
| CA | Cellulose-Acetate
セルロースアセテート(酢酸 繊維素) |
写真のフィルムベース | 化学繊維の原料として多く使われ
ている。 |
| CAB | Cellulose-Acetate-
Butyrate セルロースアセテートブチ レート |
塗料、プラスチック、写真フィルム | CAよりも吸水性が少なく、軟化点
が低い。 |
| CN | Cellulose-Nitrate
ニトロセルロース |
火薬、セルロイドの原料 | |
| CPVC | ←?→after-chlorinated
polyvinylchloride この略称、あってるのでしょ うか?情報求む! 後塩素化ポリ塩化ビニル |
耐熱パイプ、シート | |
| CR | Chloroprene-Rubber
クロロプレンゴム(ネオプレ ン) |
パッキング、シ−ル材、成形材料 | du Pon社の商品名<ネオプレン
>の名で呼ばれることも多い |
| EEA | Ethylene-Ethyl-Acrylate
エチレンエチルアクリレ−ト |
コンパウンド材料、ラミネ−ト | 代表的な接着性樹脂の一つ |
| EPDM | Ethylene-Propylene-Diene
Methylene linkage エチレンプロピレンジエン三 元共重合体 |
各種工業用品、電線被覆材 | |
| ETFE | Ethylene-Tetrafluoro
Ethylene エチレンテトラフルオロエチ レン |
航空機・ロケット・ミサイル等の配線
用電線、送配電用トランス/特殊モ −タ/エレクトロニクス部品の各種 配線、自動車用ウィンドモ−ル、防 汚内外装材、また、火力発電所・電 気炉・等の高温部や強酸性・強アル カリ性薬品の作用をうける化学工業 での配線など |
テフロン材料の中では最高レベ
ルで高温特性に優れ(定格温度 250℃、軟化温度327℃)また、 耐薬品性、耐候性などの特性も 併せ持っている |
| EVA | Ethylene-Vinylacetate
copolymer エチレン酢酸ビニル共重合 体 |
フィルム、ラミネ−ト、発泡製品 | |
| EVE | Ethyl Vinyl Ether
エチルビニルエ−テル |
他ビニル系モノマ−重合の際、添加 | |
| EVOH | Ethylene-Vinylalcohol-
Copolymer エチレンビニルアルコ−ル 共重合体 |
主に多層フィルムとして食品包装材 | 商品名「エバ−ル」(クラレ)。EVA
をけん化(加水分解)した物。高 バリヤ−性樹脂。組成比により水 に可溶な物もある。 |
| FEP | Fluorinated-Ethylene-
Propylene フッ化エチレンプロピレン テトラフルオロエチレン−ヘ キサフルオロプロピレン共 重合体 |
パソコンの基板シャンパ配線、ラッピ
ング配線、近年(1999年)では耐火性 の点からLANケーブル等に使用さ れている。 |
商品名「ネオフロン」(複数社あり) |
| FRP | Fiber Reinforced Plastics
ガラス繊維強化プラスチッ ク |
ボート、浴槽、自動車等外装パーツ | |
| GRP | Grass-Fiber Reinforced
Plastics ガラス繊維強化プラスチッ ク |
同上 | |
| FRTP | Fiber Grass Reinforced
Thermoplastics ガラス繊維強化熱可塑性 樹脂 |
強度、耐熱性、寸法安定性が向上 | |
| GRTP | Grass Fiber Reinforced
Thermoplastics ガラス繊維強化熱可塑性 樹脂 |
同上 | |
| IONO | Ionomer
アイオノマー |
ゴルフボール(外皮)、スキー靴、靴
底、スキービンディング、ラミネーショ ン、接着剤、発泡対、自動車部品(バ ンパーガード、ストーンガード、ブラ イトエンドキャップ、ウィンドシールド モールなど) |
金属によりイオン架橋したものも含
まれることがある。 流動特性はLDPEに類似。 吸湿性が高い。 |
| KD | Polymethyl
methacrylate/polyvinyl chloride カイダック グレードによって"KD"の 後に"N"や"G"等が 続く。 |
写真現像機の薬液槽、遮光容器、
臨床検査装置等の外装ケース |
Kydex社の技術で開発されたア
クリル変性で高衝撃な特性を持 つ。クリアデックス社の商品名。 国内では筒中プラスチック工場が 扱う。 |
| LCP | Liquid Crystal Polymer
液晶ポリマー(総称) |
コネクターなど、特に薄肉成型部に
使用されている |
高融点だが溶融時の流動性が高
い。 |
| MBS | Methyl Methacrylate-
Butadiene-Styrene Resin エチルメタクリレートブタジ エンスチレン共重合体 |
樹脂改質剤(強度向上。PVC用、そ
の他あり) |
ABS樹脂のアクリルニトリルの代
りにメタクリル酸メチルを用いた、 ブタジエン、スチレンとの三元共 重合樹脂。透明で耐衝撃性が強 い。 |
| MMA | メチルメタクリレート | 義歯床用材料、血管鋳型標本作製
用 |
|
| MS | 変成シリコーン | シーリング材、接着剤 | |
| NR | 天然ゴム | 濃縮ラテックス、生ゴム、各種合成ゴ
ム |
|
| PA | ポリアミド(ナイロン) | (エンプラ)コネクター、歯車、軸受 | |
| PAI | ポリアミドイミド | 耐熱性エナメル線ワニス、電気絶縁
材料 |
|
| PAR | ポリアリレート | スイッチレバー、レンズ、プラグ | |
| PBI | ポリベンゾイミダゾール | 情報求む! | |
| PBMA | ポリ-n-ブチルメタクリレ−ト | 情報求む! | |
| PBT | ポリブチレンテレフタレ−ト | 電気・電子部品、自動車部品 | |
| PC | ポリカ−ボネ−ト | 風防ガラス、ハッチ、機械部品 | |
| PCTFE | ポリ三フッ化塩化エチレン
ポリクロロトリフルオロエチ レン |
電気絶縁材料、防食用ライニング材
料 |
|
| PDAP | ジリアルテレフタレ−ト | トランジスタ、絶縁テ−プ、化粧板 | |
| PE | ポリエチレン | バケツ、水・燃料タンク、ワッシャ | 低価格 |
| -HDPE | 高密度ポリエチレン | 機械部品、ガス・下水道管等用パイ
プ、中・大型タンク、ショッピングバッ グ |
|
| -LDPE | 低密度ポリエチレン | フィルム、ラミネ−ト、射出・吹込成
形品 |
|
| -LLDPE | 直鎖状低密度ポリエチレン | フィルム、水道管パイプ | |
| PEEK | ポリエ−テルエ−テルケト
ン |
宇宙・航空、自動車部品、磁気測定
用試料ホルダ− |
|
| PEN | ポリエ−テルニトリル | 軸受、精密摺動部品、高耐熱部品
等 |
熱可塑性ス−パ−エンプラにお
いて最高レベルの多くの特長を 有する。過酷な耐熱条件などで 使用される。 |
| PEN | ポリエチレンナフタレ−ト | ボトル、化粧品用小型ボトル | APSフィルムのベ−ス材 |
| PEO | ポリエチレンオキシド | 織物の糊材、接着材、化粧品 | |
| PES | ポリエ−テルスルホン | プリント基盤、インジケ−タ− | |
| PET | ポリエチレンテレフタレ−ト | ボトル、家電部品 | |
| PFA | テトラフルオロエチレンパ−
フルオロアルキルビニルエ −テルコポリマ− |
チュ−ブ、ケ−ブル被覆ジャケット、
電機用コネクタ、ソケット |
|
| PI | ポリイミド | 補修用粘着テ−プ、フレキシブルプ
リント基盤のベ−スなど |
|
| PIB | ポリイソブチレン | 潤滑材、接着材、耐酸ライニング | |
| PMAC | ポリメトキシアセタ−ル | 情報求む! | |
| PMAN | ポリメタクリロニトリル | 情報求む! | |
| PMMA | ポリメタクリル酸メチル(ア
クリル) |
コンタクトレンズ、時計のガラス、液
晶プロジェクタ−のスクリ−ン |
|
| PMP | ポリメチルペンテン(TPXの
一般名称) |
→TPXの項、参照 | |
| POM | ポリオキシメチレン(アセタ
−ル) |
歯車、軸受 | |
| PP | ポリプロピレン | 自動車、家電部品、フィルム、ヘルメ
ット |
|
| PPA | ポリフタルアミド | 高機能部品、耐薬品性、樹脂メッ
キ、蒸着可 |
|
| PPE | ポリフェニレンエ−テル | キ−ボ−ド、コネクタ−、コンソ−ル | |
| PPO | ポリフェニレンオキシド | 電気部品、機械部品 | |
| PPS | PolyPhenilenSulfide
ポリフェニレンスルフィド |
家電、電気・電子、自動車部品 | 光ディスクドライブを中心とした超
精密成形用途でも定番になって きている。(1999/3) |
| PS | ポリスチレン | 弱電機器の部品、ハウジング | 低価格 |
| -GPPS | 一般用ポリスチレン | 各種容器、家庭用品、玩具、 | |
| -HIPS | 耐衝撃性ポリスチレン | 弱電機器キャビネット、プラモデル | |
| PS? | ←正確な略称情報求む!
ポリサルファイド |
シ−リング材、接着材 | |
| PSF | ポリスルホン | コネクタ−、殺菌トレ−、ケ−ス | |
| PSU | Polysulphone
ポリサルフォン |
情報求む! | |
| PTFCE | ポリ四フッ化塩化エチレン | 要耐薬品性の各種成形品、電気絶
縁材料 |
|
| PTFE | ポリテトラフルオロエチレン
ポリ四フッ化エチレン |
撥水材、離型材 | 商品名「テフロン」(デュポン)。代
表的な商品としてゴアテックス(ジ ャパンゴアテックス)がある。 |
| PU | ポリウレタン | 塗料、接着剤、ワッシャ | |
| PVA | ポリビニルアルコール | 接着剤、繊維処理剤、乳化剤 | 商品名「ポバール」(クラレ、ユニ
チカ) |
| PVAc | ポリ酢酸ビニル | 繊維用糊料/樹脂/加工剤、紙加
工剤、接着剤、自動車のフロントガ ラス用中間膜素材、刷版材 |
|
| PVB | ポリビニルブチラール | 接着剤、塗料、安全ガラスの中間膜 | |
| PVC | ポリ塩化ビニル | 室内壁・床材、シート、電線、パイプ | |
| PVCA | 塩化ビニル酢酸ビニルコポ
リマー |
情報求む! | |
| PVD | ポリ二塩化ビニル | 情報求む! | |
| PVDC | ポリ塩化ビニリデン | 食品包装用フィルム、繊維 | |
| PVDF | ポリフッ化ビニリデン
ポリビニリデンフルオロエチ レン |
パイプ、バルブ、フィルム、シートライ
ニング、耐食塗装用 |
|
| PVF | ポリフッ化ビニル | 温室の屋根用フィルム、電気絶縁材
料 |
|
| PVFO | ポリビニルホルマール | 電気絶縁材、他情報求む! | |
| PVI | ポリビニルイソブチルエー
テル |
情報求む! | |
| PVM | ポリビニルメチルエーテル | 情報求む! | |
| PVOH | ポリビニルアルコール | →PVAの項、参照 | |
| PVP | ポリビニルピロリドン | 情報求む! | |
| SAN | アクリロニトリルスチレン共
重合体 |
扇風機の羽根、積算電力計カバー | |
| SBC | Styrenic-Block-
Copolymers スチレンブロック共重合体 |
情報求む! | SBS,SIS,SEBS,SEPS等のスチレ
ン系エラストマーの総称。 |
| SBR | スチレンブタジエンゴム | 汎用ゴム | |
| SBS | スチレンブタジエンスチレン
ブロック共重合体 |
履物底材、粘・接着材、樹脂改質剤 | |
| SEBS | スチレンエチレンブチレンス
チレンブロック共重合体 |
粘・接着材、樹脂改質剤、工業用部
品(SBSを水素添加したもの) |
|
| SEPS | スチレンエチレンプロピレン
スチレンブロック共重合体 |
粘接着剤、樹脂改質剤(SISを水素
添加したもの) |
|
| SIS | スチレンイソプレンスチレン
ブロック共重合体 |
粘着テープ、ホットメルト接着剤、樹
脂改質剤 |
|
| SMC | シートモールディングコンパ
ウンド |
浴槽、自動車ボディ | |
| SPS | シンジオタクチックポリスチ
レン |
電気・電子部品、家電部品 | メタロセン触媒による新規樹脂。
低比重、耐熱性、誘電特性、耐ト ラッキング性、電気絶縁性、耐加 水分解性、耐薬品性、寸法安定 性、メッキ性に優れる。 |
| TPAE | Thermoplastic-Polymaid-
Elastomer 熱可塑性ポリアミド系エラ ストマ− |
||
| TPE | Thermoplastic-Elastomer
熱可塑性エラストマ− |
ホ−ス、チュ−ブ、シ−ラント、時計
バンド |
|
| TPEE | Thermoplastic-Polyester-
Elastomer 熱可塑性ポリエステル系エ ラストマ− |
||
| TPU | 熱可塑性ポリウレタン | 機械部品・スポ−ツシュ−ズのソ−
ル・スキ−靴の一体成形(射出成 形)、油圧用ホ−ス・チュ−ブ・ベ ルト・フィルム・シ−ト(押出成形)、コ ンベヤ−ベルト・ラミネ−ト(カレンダ −加工)、自動車・車両部品(中空成 形) |
|
| TPV | Thermo-Plastic-
Vulcanizates 熱可塑性加硫エラストマー |
動的加硫エラストマ− サントプ
レ−ン、アクティマ−、ミラストマ− など |
|
| TPX | ポリメチルペンテン(TPXポ
リマ−) |
包装材料、フラスコ、ビ−カ−、ロ−
ト、メスシリンダ−等実験器具 |
塩素系のラップに変わる環境に
やさしいラップとして使用されてい る。 |
| UF | ユリアホルムアルデヒド樹
脂 |
キャップ、合板、灰皿、食器 | |
| UHMWPE | 超高分子量ポリエチレン | スキ−板、耐薬品性ギア、ロ−ラ
−、食品加工機械部品 |
以上の通り、熱可塑性樹脂材料の種類は非常に多くまた材料メーカも新しい
素材を日夜研究開発しており、非常に材料選択に設計者は困るのが現実である。
例えば、ABS(難燃樹脂)一つを取ってもメーカ毎に各種ブレンド材料を工夫
してその特性の向上に努めており、設計目的に最も適した材料を真剣に探すと約
1000種以上もあると言われるメーカの材料データから選ぶことになる。(各メ
ーカの商品名・型格Noを細分するとABS材だけで約1000種以上もある)
また、成形屋の材料入手経路(メーカの系列や問屋の系列)によっても得意・
不得意の材料があり、設計者の材料選択を悩ませる種となる。
従って、上記表中の*印を付けた代表的な材料から、用途欄を見て自分の目的
とする製品群に類似する物を見付けるのが無難である。 また、設計企業が最も
多く図面に指定している材料が有れば、特殊な用途でない限りそれに従うのが
安全である。
(3)セラミックス
粘土・陶石・珪砂などの天然鉱物を成形した後、高温で加熱処理して作る陶磁器・
耐火物・ほうろう・ガラス・セメントなどの窯業製品をセラミックスと言う。
耐熱性・耐食性・耐摩耗性に優れている。
(A)セラミックスの特徴
単結晶・ガラス・焼結体で若干性質は異なるが、次の様な特徴がある。
(1) 硬い・摩耗し難い・耐久性・耐食性がある。
(2) 耐火性があり・熱伝導率が低く・断熱性がある。
(3) 弾性率が高く脆い。
(B)セラミックスの種類
(1) セメント; エジプトのピラミッドの建設に使われた石膏と石灰がセメントの
起源と言われるが、原料は石灰石・粘土・けい砂である。これを混合、粉砕後
1500℃ほどで加熱するとクリンカができる。このクリンカにコンクリート化を
促進する石灰を加え再び混合、粉砕したものがポルトランドセメントである。
砂などの骨材を混ぜてコンクリートとし、構造材として使われている。粒径が
5mm以下の骨材を使用したものを特にモルタルと言い、機械類の据付けに使
われる。 コンクリートは圧縮に強いが、引張強さはその10%程度で弱い。こ
れを異形棒鋼で補強したのが鉄筋コンクリートである。
(2) 陶磁器; 粘土に媒溶性原料として長石などを混合し、さらに強度・収縮率を
調節するためにけい石などを配合した原料を用いて成形した物を高温で焼結して
作り、土器・陶器・磁器などがある。
(3) 耐火物; マグネシア・アルミナ・ドロマイトなどを原料とし、実用的に800
℃以上の高温でも溶融せず、機械的強度や耐食性のある耐火煉瓦は、耐火度をSK
(ゼーゲルコーン)値で表す。 600℃から2000℃まで59種もある。
(4) 断熱材; 使用温度により、低い順から保冷・保温・断熱・耐火断熱に分類さ
れる。耐久性・耐熱性が要求されるので、けい藻土の添加で多孔質にしたり、熱
伝導率の低い繊維状のガラス(ガラスウール)やロックウールなどにして使われる。
(5) ほうろう; 金属の表面をガラス質で覆ったもので、鉄ほうろう・銅ほうろう・
アルミほうろうがある。金属の強さとガラスの耐食性・耐熱性などをもち合わせ
た古くからある金属の表面処理であり、また複合材でもある。耐酸装置・耐熱部
品・排気管・建築用パネル・浴槽などに使われる。金銀丹銅の七宝もこの一種だ。
(6) 研磨剤; 砥石・研磨布紙・バフ研磨剤のこと。人工砥石には、アルミナや炭
化けい素の砥粒剤とベークライトを焼成したベークライト砥石がある。研磨布紙
(図2)は、布紙の基材に静電塗装法(図3)などでアルミナ・炭化けい素の砥粒
を接着する。砥粒の粒径を粒度と言い、#240は粒径80ミクロン前後、#1000は16
ミクロン前後と番号が増すと粗粒から微粒になる。
(7) ニューセラミックス; 従来のセラミックスに対して、合成の酸化物・窒化物・
炭化物を使い高純度の微粒子を高温加熱処理した製品をニューセラミックスある
いはファインセラミックスと言う。これは、切削工具・機械部品・光通信などの
エレクトロニクス分野・人工骨などの医学分野・日用品にも使われ、新素材として脚光を
浴びている。また、1980年代のスペースシャトル計画を成功に導いたのは、シ
ャトルを覆った約3万枚の船体耐熱タイルである。宇宙空間の極低温(-150℃
以下)から大気圏突入時(1600℃以上)までの熱衝撃に耐えたのは有名である。
(C)ニューセラミックスの将来性について
前述の通り、ニューセラミックスは従来材料にない機能を持っており、新技術
を実現する可能性を持った新素材として注目されている。 国際規格学会並びに
日本規格学会でもいち早くこの新素材の標準化を検討している。
下部組織として分野別に標準化専門委員会があり、各々担当する分
野について標準化するべき項目を検討しています。
いずれにしても、多くの研究者が色々な観点から更に改善して、より新しい用途
を開拓する努力を積み重ねていることから、近い将来には画期的な材料になると
推測される。 但し、現時点でニューセラミックスの製造工程は、原料調製・
成形・焼結・加工の4工程からなるが、従来セラミックスと同様、その品質は
成形条件で決定される。また、ニューセラミックスとして関心を集めている材料
として、アルミナ・ジルコニア・窒化珪素・炭化珪素があるが、この中でアルミ
ナセラミックスは、強度・靭性が低いにも関わらず、最も多く使用されている
材料である。 なお、焼結後の加工工程では、通常の金属と異なり切削刃物では
刃がたたず、極微量の研磨粉を削り落とすしか方法が無いために加工時間が膨大
となり、非常に高価な部品となってしまう。
即ち、現状では部品の価格に見合うだけのメリットがある用途に限定されるの
が難点とされている。
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